
公開日 2013/08/30 143分
凄まじいアクションにお腹一杯。
スピードと破壊の表現において、今の最高峰かもしれない。
しかも、それが延々と続く。
そもそもスーパーマンは好きな題材で、直前の『スーパーマンリターンズ』は酷かったが、クリストファー・リーブ版はお気に入りなのだ。
そのクリストファー・リーブ版が「陽」なら、本作は「陰」。
青春時代、明るく列車と並走したクラーク・ケントはここにはいない。
『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン色の強いクラーク・ケントは幼少期から自分の正体の謎に隠々滅々と苦しみ続ける。
自分が何者なのかを知るまでは、まさに日陰者の暮らしを送るのだ。
この流れ者な感じが意外にも心地いいのだが、この設定も含めて、新しいスーパーマンを印象付けようとする試みも随所にみられる。
とはいえ、胸のSのマークはSではないといわれても納得はいかないが。
冒頭からのクリプトン星のシークエンスが予想以上に長い。
その異星の風景も含めて映像はノーランらしいマッチョな造形で綴られる。
そして結局、レックス・ルーサーは出てこない。
それどころか、次作はバットマンとの共演が噂されている。
クリスチャン・ベールは降板を宣言しているが、どうするのだろう。
それはさておき、デイリー・プラネット社でクラーク・ケントとロイス・レインが出会うシーンで幕を降ろす鮮やかさも見事な作品だった。
原題 MAN OF STEEL
製作国 アメリカ
製作 Warner Bros. Pictures
製作 Syncopy
製作 DC Entertainment
製作 Third Act Productions
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ザック・スナイダー Zack Snyder
製作 チャールズ・ローヴェン Charles Roven
製作 クリストファー・ノーラン Christopher Nolan
製作 エマ・トーマス Emma Thomas
製作 デボラ・スナイダー Deborah Snyder
製作総指揮 トーマス・タル Thomas Tull
製作総指揮 ロイド・フィリップス Lloyd Phillips
製作総指揮 ジョン・ピーターズ Jon Peters
原案 デヴィッド・S・ゴイヤー David S. Goyer
原案 クリストファー・ノーラン Christopher Nolan
脚本 デヴィッド・S・ゴイヤー David S. Goyer
撮影 アミール・M・モクリ Amir M. Mokri
プロダクションデザイン アレックス・マクダウェル Alex McDowell
衣装デザイン ジェームズ・アシェソン James Acheson
衣装デザイン マイケル・ウィルキンソン Michael Wilkinson
編集 デヴィッド・ブレナー David Brenner
音楽 ハンス・ジマー Hans Zimmer
視覚効果監修 ジョン・“DJ”・デジャルダン "John ""DJ"" DesJardin"
キャラクター創造 ジェリー・シーゲル Jerry Siegel
キャラクター創造 ジョー・シャスター Joe Shuster
出演 ヘンリー・カヴィル Henry Cavill
出演 エイミー・アダムス Amy Adams
出演 マイケル・シャノン Michael Shannon
出演 ケヴィン・コスナー Kevin Costner
出演 ダイアン・レイン Diane Lane
出演 ローレンス・フィッシュバーン Laurence Fishburne
出演 アイェレット・ゾラー Ayelet Zorer
出演 アンチュ・トラウェ Antje Traue
出演 クリストファー・メローニ Christopher Meloni
出演 ラッセル・クロウ Russell Crowe