公開日 2012/01/14 111分
『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の矢口史靖監督作品。
今回は期待には及ばずといったところ。
観賞後が落ち着かない。まず、ロボットの顛末だ。
決着のつけかたが雑過ぎるだろ。そのすり代わりは無理だろう。
シラけてしまったし、そもそも偽ロボット自体がバレないのもキツイ。
コメディだから目をつぶれ、ご愛敬とはいかないだろう。
『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』のような盛り上がりや感情移入を期待した人は肩透かしを食らうかも。
その方向には既に『ロボコン』という作品があるし。
ロボットの正体がジジイという設定も一瞬の意外性だけで、溌剌さもなければ、高齢者を抱える家族の問題にヒントを与えるものでもない。
感情に訴えかけて来ないのだ。
ロボット製作者達に最後まで本気さや熱が薄いのが残念だ。
勿論、今回は一朝一夕に克服できるテーマではないので、期待通りのロボットができるとは思えない。
つまり、着地として成功してしまえば嘘くさいし、出来なかったら薄いとか逃げたと思われる、辛い題材だと思う。
流行りとはいえ、難しいテーマに挑んでしまった。
ハイテクが題材なので、こじんまり感が裏目に出てしまった。
コメディとシリアスのバランスがイマイチ。
何につけ、ハズれた感の作品。
原題 ロボジー ／ ROBO-G
製作国 日本
製作 アルタミラピクチャーズ
配給 東宝
監督 矢口史靖 Yaguchi Shinobu
製作 亀山千広 Kameyama Chihiro
製作 新坂純一 Niizaki Junichi
製作 寺田篤 Terada Atsushi
プロデューサー 稲葉直人 Inaba Naoto
製作 堀川慎太郎 Horikawa Shintaro
製作 土本貴生 Tsuchimoto Takao
製作 石原隆 Ishihara Takashi
製作 市川南 Ichikawa Nimani
製作 小形雄二 Ogata Yuuji
ｴｸﾞｾﾞｸﾃｨﾌﾞﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ 桝井省志 Masui Syoji
脚本 矢口史靖 Yaguchi Shinobu
脚本 矢口純子 Yaguchi Junko
撮影 柳島克己 Yanagijima Katsumi
美術 新田隆之 Nitta Takayuki
編集 宮島竜治 Miyajima Ryuji
音楽 ミッキー吉野 Mickey Yoshino
出演 ミッキー・カーチス Mickey Curtis
出演 吉高由里子 Yoshitaka Yuriko
出演 濱田岳 Hamada Gaku
出演 チャンカワイ Chan Kawai
出演 川島潤哉 Kawashima Junya
出演 田畑智子 Tabata Tomoko
出演 和久井映見 Wakui Emi
出演 小野武彦 Ono Takehiko
出演 田中要次 Tanaka Youji
出演 森下能幸 Morishita Yoshiyuki
出演 竹中直人 Takenaka Naoto
出演 田辺誠一 Tanabe Seiichi