ダイ・ハード ラスト・デイ

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公開日 2013/02/14  98分


★★★★★ 5.0


シリーズのおさらい

ここまで微に入り細に入りダイ・ハード・シリーズのおさらい的な内容だとは思わなかった。
それほどにシリーズを際立たせてきたアイテムに溢れている。
だが何故か、このシリーズが大のお気に入りの私なのに、両手を挙げて喝采できない気持ちがある。
確かに面白いのは間違いない。
オープニングからの過度に緊張感を煽った演出に目が離せなくなる。
そこからのカーチェイスは、今や少なくなりつつあるド派手なアクションで、逆に懐古的でさえある。
この時点でお腹一杯にはなるのだが。

メルセデスがポルシェを踏みつぶすのは、アメリカ的悪ノリだな。
真犯人が転じてゆく展開はパート2をも思わせるが、そこまでの快感はない。雑な印象だ。
犯人役がキャラとしてマヌケだし弱い。
クライマックスでJr.が何故か階下ではなく、階上へと向かう流れなどはニヤリとさせるものがあって楽しめる。
その屋上ではやはりと消化用ホースが見えるし。
ラストにもこれ以上はないと思うほどの超ド派手なアクションが用意されていて、アクション目当ての観客には十分満足だろう。
今のトレンドではないが。

親父を食うほどに成長した親子の掛け合いも面白いし、悪のヒロインもギャップがいい。
シリーズのレベルが高いだけに、ハードルが高くなってしまうのは仕方ないか。
単品で評価のしようがないパート5だけに、贔屓目に見て、マズマズの作品。
やっぱり、パート1と2が傑出。
おさらいとはいえ、ブルース・ウィリスには、パート1でそこはかとなく感じたマックィーン的な雰囲気は、良くも悪くも影もない。


原題  A GOOD DAY TO DIE HARD

製作国 アメリカ
製作 Dune Entertainment
製作 Origo Film Group
製作 Twentieth Century Fox Film Corporation
配給 20世紀フォックス

監督 ジョン・ムーア John Moore
製作 アレックス・ヤング Alex Young
製作 ウィク・ゴッドフリー Wyck Godfrey
製作総指揮 トム・カーノウスキー Tom Karnowski
製作総指揮 ジェイソン・ケラー Jason Keller
製作総指揮 スキップ・ウッズ Skip Woods
脚本 スキップ・ウッズ Skip Woods
撮影 ジョナサン・セラ Jonathan Sela
美術 フランソワーズ・デュペルテュイ Franoise Dupertuis
プロダクションデザイン ダニエル・T・ドランス Daniel T. Dorrance
衣装デザイン ボヤナ・ニキトヴィッチ Bojana Nikitovic
編集 ダン・ジマーマン Dan Zimmerman
音楽 マルコ・ベルトラミ Marco Beltrami

出演 ブルース・ウィリス Bruce Willis
出演 ジェイ・コートニー Jai Courtney
出演 セバスチャン・コッホ Sebastian Koch
出演 ラシャ・ブコヴィッチ Rasha Bukvic
出演 コール・ハウザー Cole Hauser
出演 ユーリヤ・スニギル Yuliya Snigir