
公開日 2012/12/21 158分
キャストを見て思った。ラッセル・クロウも歌うのか?
だが歌います。ていうか、台詞の99%が歌。
なので、会話の途中で、いきなり歌い出すなどという違和感はない。
それに、ラッセル・クロウの歌は悪くない。
少なくともリチャード・ギアのように椅子からずり落ちそうになることはない。
私にしてみれば、ジャン・バルジャンのイメージは、ヒュー・ジャックマンではなく。ラッセル・クロウなのだ。
とはいえ、圧倒的な歌唱力の差から、ラッセル・クロウでは無理なのもよく分かる。
アン・ハサウェイが1カットで歌う「夢やぶれて」は圧巻。
サマンサ・バークスやエディ・レッドメインはミュージカルから引っ張ってきだけあって流石だ。
だけど、どれもこれもカメラが近い。
思わず「近いっ、近いっ」と言いそうになるほどだ。
舞台版との差別化を図っているのかもしれないが、これがどうも気になる。
台詞が歌なので、1シーンが長いのも、ちょっと飽きるかも。
あまりにも有名なストーリーだが、読んだのは子供の頃で、舞台も観ていないので、どこまで原作に忠実かは分からないが、凄い急ぎ足なのは分かる。コゼットの恋愛が急展開過ぎたり。
知られ過ぎたストーリーだが、絶望と希望、嫉妬や愛、貧困と富裕、法の矛盾や社会の格差など、世の中のギャップの大きさが際立った物語で、そこから紡ぎ出される感動は大きい。
精神の王国とも思えるラストにはジンと来る。
ところで、フランス人作家によるフランスを舞台にした古典的な物語で、タイトルもそのまま『レ.ミゼラブル』なのに、イギリス製作、台詞も英語って、
フランス人はどう思っているのだろう。
ハリウッドで「忠臣蔵」を作るようなものか。
原題 LES MISERABLES
製作国 イギリス
製作 Working Title Films
製作 Cameron Mackintosh Ltd.
配給 東宝東和 TOHO-TOWA Co.,Ltd.
監督 トム・フーパー Tom Hooper
製作 ティム・ビーヴァン Tim Bevan
製作 エリック・フェルナー Eric Fellner
製作 デブラ・ヘイワード Debra Hayward
製作 キャメロン・マッキントッシュ Cameron Mackintosh
製作総指揮 ライザ・チェイシン Liza Chasin
製作総指揮 アンジェラ・モリソン Angela Morrison
製作総指揮 ニコラス・アロット Nicholas Allott
製作総指揮 リチャード・パパス Richard Pappas
原作 ヴィクトル・ユーゴー Victor Hugo
原作 アラン・ブーブリル Alain Boublil
原作 クロード=ミシェル・シェーンベルク Claude-Michel Schnberg
脚本 ウィリアム・ニコルソン William Nicholson
脚本 アラン・ブーブリル Alain Boublil
脚本 クロード=ミシェル・シェーンベルク Claude-Michel Schnberg
脚本 ハーバート・クレッツマー Herbert Kretzmer
撮影 ダニー・コーエン Danny Cohen
プロダクションデザイン イヴ・スチュワート Eve Stewart
衣装デザイン パコ・デルガド Paco Delgado
編集 メラニー・オリヴァー Melanie Oliver
編集 クリス・ディケンズ Chris Dickens
作詩 ハーバート・クレッツマー Herbert Kretzmer
作曲 クロード=ミシェル・シェーンベルク Claude-Michel Schnberg
音楽 アン・ダッドリー Anne Dudley
音楽プロデューサー アラン・ブーブリル Alain Boublil
音楽監修 ベッキー・ベンサム Becky Bentham
出演 ヒュー・ジャックマン Hugh Jackman
出演 ラッセル・クロウ Russell Crowe
出演 アン・ハサウェイ Anne Hathaway
出演 アマンダ・セイフライド Amanda Seyfried
出演 エディ・レッドメイン Eddie Redmayne
出演 ヘレナ・ボナム=カーター Helena Bonham Carter
出演 サシャ・バロン・コーエン Sacha Baron Cohen
出演 サマンサ・バークス Samantha Barks
出演 アーロン・トヴェイト Aaron Tveit
出演 イザベル・アレン Isabelle Allen