公開日 2012/09/01 113分
評判のよさに釣られての劇場観賞。
ロードショーもあと僅かのこの時期にも関わらず客入りの多さになるほどと再認識。しかし年齢層は高い。
雑音を排し、ルドヴィコ・エイナウディのBGMとマセラティを背景にした孤独感溢れるオープニングは、ただの「つかみ」ではなく、その既視感を効果的に使ったラストのクライマックスに繋がるシーンとして見事な効果をあげている。
そしてなによりも「映画は台詞が命」と訴えるほどに台詞が効いている。
噂ほどのコメディっぽさは感じなかったが、コミカルなシーンが多いのは確かだ。
ただ、主人公が動けないことをいいことに、顔で遊ぶシーンが長過ぎる。
面白いとはいえ、長過ぎてシラケるほどに感じた。
富豪だから成立する話なのは間違いないのだが、そこに拘ってしまうと作品の意図を見誤ってしまう。
要は主人公ドリスの感性や考え方の素晴らしさを金持ちの介護という設定で表現したに過ぎない。
勿論それを見出だし共感し、信頼するフィリップも同時に描けているのだが。
オペラを観て「木が歌ってる！」って、なるほど。
「熊蜂の飛行」を「トムとジェリー」と呼ぶのは最高！
原題 INTOUCHABLES
製作国 フランス
製作 Quad Productions
配給 ギャガ
監督 エリック・トレダノ Eric Toledano
監督 オリヴィエ・ナカシュ Olivier Nakache
製作 ニコラ・デュヴァル＝アダソフスキ Nicolas Duval-Adassovsky
製作 ヤン・ゼヌー Yann Zenou
製作 ローラン・ゼトゥンヌ Laurent Zeitoun
脚本 エリック・トレダノ Eric Toledano
脚本 オリヴィエ・ナカシュ Olivier Nakache
撮影 マチュー・ヴァドピエ Mathieu Vadepied
編集 ドリアン・リガール＝アンスー Dorian Rigal-Ansous
音楽 ルドヴィコ・エイナウディ Ludovico Einaudi
出演 フランソワ・クリュゼ Francois Cluzet
出演 オマール・シー Omar Sy
出演 アンヌ・ル・ニ Anne Le Ny
出演 オドレイ・フルーロ Audrey Fleurot
出演 クロティルド・モレ Clotilde Mollet
出演 アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ Alba Gaia Kraghede Bellugi
出演 トマ・ソリヴェレ Thomas Solivres
出演 シリル・マンディ Cyril Mendy
出演 ドロテ・ブリエール・メリット Dorothe Brire Mritte