公開日 2011/09/17 119分
アジョシとは韓国語で「おじさん」。
ウォンビンの兵役除隊後の2作目は、前作『母なる証明』からうって変わって、ハードボイルドなアクション。
特殊部隊の過去を隠して内向的に暮らす寡黙な主人公は、昭和または70年代頃の映画の匂いさえ感じられる。
過去の悲劇的体験からひそかに隠遁生活を送っている「只者ではない」主人公が、悪と対峙せざるをえない状況に陥る展開は、使い古された設定であるため、本作の魅力はウォンビンに負うところが大きい。
そんなウォンビンは台詞の良さも手伝って、かなりカッコいい、魅力的な主人公を演じている。
『お前は何者なんだ？』と問う悪党に、『となりのおじさん』とこたえるシーンにはシビれる。
ところで、作品自体を表現しているともいえる、この意外性とユーモアを兼ね備えた台詞を予告編で見せてしまうのはマズイと思う。
原題 THE MAN FROM NOWHERE
製作国 韓国
製作 Cinema Service
製作 Opus Pictures
製作 United Pictures
配給 東映
監督 イ・ジョンボム Lee Jong-Beom
製作 スンホン・リー Tae-heon Lee
脚本 イ・ジョンボム Lee Jong-Beom
撮影 イ・テユン Lee Tae-yoon
音楽 シム・ヒョンジョン Shim Hyun-jeong
出演 ウォンビン Won Bin
出演 キム・セロン Kim Saeron
出演 キム・ヒウォン Kim Heui-Won
出演 キム・ソンオ KimSung-Oh
出演 キム・テフン KimTae-Hoon
出演 ソン・ヨンチャン Song Yeong-Chang