ダークナイト・ライジング

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公開日 2012/07/28  164分


★★★★★★★ 7.0


クリストファー・ノーランによるバットマン3部作の最終章は壮大なスケールで描かれる。
異形の正義漢の存在意義を、異常な悪との対比に見いだした前作を継承しつつ、前々作をも伏線とした緻密な構成と、目を見張る映像、ド派手なアクションで見応え十分、お腹いっぱいになる作品だ。
一作ごとに増した重量感は本作でマックスとなる。
前作での脇役、ツーフェイスなどは立ち位置が激変し、物語を撹乱するキャラだったが、本作のキャットウーマンやロビンは感情移入もしやすく、行動パターンも読みやすく、楽しみやすい印象だ。

しかもキャスティングは最高だな。
で、私は本作が三部作で一番気に入った。
ビルを焼く、炎のバットマークが描かれた時には、これを準備しているマヌケなバットマンを思わず想像せずにはいられなかった。
ティムバートン版はこの辺りのマヌケさを巧くさばいていたのだが。
個人的に好みのデザインではないのだが、戦闘機「バット」を登場させるなど、相変わらずのマッチョなアイテムもパワーを増している。
とはいえ、アメコミの映画化作品として、現在の最高レベルといえるだろう。
趣向は異なるが少し前の『アメイジング・スパイダーマン』がかすんでしまうほどだ。

原題  THE DARK KNIGHT RISES

製作国 アメリカ
製作 Warner Bros. Pictures
製作 DC Entertainment
製作 Legendary Pictures
製作 Syncopy
配給 ワーナー・ブラザース映画

監督 クリストファー・ノーラン Christopher Nolan
製作 エマ・トーマス Emma Thomas
製作 クリストファー・ノーラン Christopher Nolan
製作 チャールズ・ローヴェン Charles Roven
製作総指揮 ベンジャミン・メルニカー Benjamin Melniker
製作総指揮 マイケル・E・ウスラン Michael E. Uslan
製作総指揮 ケヴィン・デラノイ Kevin De La Noy
製作総指揮 トーマス・タル Thomas Tull
原案 クリストファー・ノーラン Christopher Nolan
原案 デヴィッド・S・ゴイヤー David S. Goyer
脚本 ジョナサン・ノーラン Jonathan Nolan
脚本 クリストファー・ノーラン Christopher Nolan
撮影 ウォーリー・フィスター Wally Pfister
プロダクションデザイン ネイサン・クロウリー Nathan Crowley
プロダクションデザイン ケヴィン・カヴァナー Kevin Kavanaugh
衣装デザイン リンディ・ヘミング Lindy Hemming
編集 リー・スミス Lee Smith
音楽 ハンス・ジマー Hans Zimmer
視覚効果 ポール・J・フランクリン Paul J. Franklin
特殊効果 クリス・コーボールド Chris Corbould
キャラクター創造 ボブ・ケイン Bob Kane

出演 クリスチャン・ベイル Christian Bale
出演 マイケル・ケイン Michael Caine
出演 ゲイリー・オールドマン Gary Oldman
出演 アン・ハサウェイ Anne Hathaway
出演 トム・ハーディ Tom Hardy
出演 マリオン・コティヤール Marion Cotillard
出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット Joseph Gordon-Levitt
出演 モーガン・フリーマン Morgan Freeman
出演 マシュー・モディーン Matthew Modine
出演 アロン・アブトゥブール Alon Abutbul
出演 ベン・メンデルソーン Ben Mendelsohn
出演 バーン・ゴーマン Burn Gorman
出演 ジョン・ノーラン John Nolan
出演 ジュノー・テンプル Juno Temple
出演 キリアン・マーフィ Cillian Murphy
出演 リーアム・ニーソン Liam Neeson
出演 エイダン・ギレン Aidan Gillen