ドラゴン・タトゥーの女

店舗イメージ

公開日 2012/02/10  158分


★★★★★★★ 7.0 (2019年)


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★★★★★★ 6.0 (2012年)


オープニングの「移民の歌」からしてノリノリだ。
予告編とは全く異なる使い方をしていながら、これも効果的。
すでに巨匠と呼んで差し支えないであろうデヴィッド・フィンチャーが、ホームグラウンドに戻ってきた印象さえある。
予告編の映像から期待は大きく膨らんでいた。

雪の中、次第に大きく映し出される洋館は、キューブリックばりのシンメトリな画だ。
今年の年始の新聞の映画広告で、トム・クルーズのMI4などが華々しく並ぶ中で、「誰がハリエットを殺した?」という異彩を放った広告から期待はしていた。
ただ、このキャッチコピーは観賞後には「?」となるのだが…。
007のイメージが固まりつつあるダニエル・クレイグなので、ピンチでもついつい不死身と思ってしまうが、そうではないんだと再認識させられる。
俳優としてはこちらのシリーズも大事にしたいところだろう。
ルーニー・マーラなどはその素性が明らかにされないまま終わる。
監督も含めて、どのように製作されるのかは不明だが、次回作以降に期待。
本作の謎ときは、強烈に入り組んだものではないが、映画としては謎が解かれる快感が得られる適度さに思う。
なんとなく市川崑の金田一シリーズを思わせる謎解きのリズムだ。
スウェーデンらしい映像と強烈な個性を放つキャラ、大人向け娯楽らしいキワどさ、恋愛のせつない心理も巧みに織り交ぜられ、"サスペンス映画”らしさを堪能できる作品だ。

原題  THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO

製作国 アメリカ
製作 コロムビア映画
製作 MGM 
製作 Scott Rudin Productions
製作 Yellow Bird Films
製作 Film Rites
製作 Ground Control
配給 ソニーピクチャーズエンターテインメント

監督 デヴィッド・フィンチャー David Fincher
製作 スコット・ルーディン Scott Rudin
製作 オーレ・ソンドベルイ Ole Sondberg
製作 ソーレン・スタルモス Sren Strmose
製作 セアン・チャフィン Cean Chaffin
製作総指揮 スティーヴン・ザイリアン Steven Zaillian
製作総指揮 ミーケル・ヴァレン Mikael Wallen
製作総指揮 アンニ・ファウルビー・フェルナンデス Anni Faurbye Fernandez
原作 スティーグ・ラーソン Stieg Larsson
脚本 スティーヴン・ザイリアン Steven Zaillian
プロダクションデザイン ドナルド・グレアム・バート Donald Graham Burt
衣装デザイン トリッシュ・サマーヴィル Trish Summerville
編集 カーク・バクスター Kirk Baxter
編集 アンガス・ウォール Angus Wall
音楽 トレント・レズナー Trent Reznor
音楽 アッティカス・ロス Atticus Ross

出演 ダニエル・クレイグ Daniel Craig
出演 ルーニー・マーラ Rooney Mara
出演 クリストファー・プラマー Christopher Plummer
出演 スティーヴン・バーコフ Steven Berkoff
出演 ステラン・スカルスガルド Stellan Skarsgard
出演 ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン Yorick van Wageningen
出演 ベンクトゥ・カールソン Bengt Carlsson
出演 ロビン・ライト Robin Wright
出演 ゴラン・ヴィシュニック Goran Visnjic
出演 ジェラルディン・ジェームズ Geraldine James
出演 ジョエリー・リチャードソン Joely Richardson
出演 インガ・ランドグレー Inga Landgre
出演 ペル・ミルバーリ Per Myrberg
出演 ドナルド・サンプター Donald Sumpter