公開日 2009/10/31 129分
韓国映画の凄みを見た。
冒頭からウォンビン演じる知的障害者の無軌道振りとその母親の掛け合いのありきたりさに期待は萎む。
それに『チェイサー』などでも見られる韓流独特の緩さが輪を掛ける。
殺人現場の緊張感の無さは、他のどの国の映画でも見られない。
真犯人に行きつくまでの紆余曲折にも緩急があり過ぎ、テーマから外れていると思わせたりするが、クライマックスですべてを帳消しにする。
単なる犯人探しとして観るならつまらない作品だ。
だが愛と狂気、愛と母性の紙一重さを見せつけるラストは圧巻。
母親が踊る姿を映し出すオープニング・シーンの意味を知る演出は素晴らしく効いている。
原題 MOTHER
製作国 韓国
製作 CJエンタテインメント CJ Entertainment
製作 バルンソン Barunson Entertainment
配給 ビターズ・エンド Bitters End, Inc.
監督 ポン・ジュノ Bong Joon-ho
製作 ソウ・ウォシク Seo Woo-sik
製作 パク・テジョン Park Tae-joon
製作 カテリーヌ・キム Katharine Kim
製作 ムン・ヤンクオン Moon Yang-kwon
製作総指揮 ミッキー・リー Mickey Leigh
原案 ポン・ジュノ Bong Joon-ho
脚本 パク・ウンギョ Park Eun-kyo
脚本 ポン・ジュノ Bong Joon-ho
撮影 ホン・クンピョ Hong Kyung-pyo
衣装デザイン チェ・ソヨン Choi Se-yeon
編集 ムン・セギョン Moon Sae-kyoung
音楽 イ・ビョンウ Lee Byung-woo
出演 キム・ヘジャ Kim Hye-ja
出演 ウォンビン Won Bin
出演 チン・グ Jin Ku
出演 ユン・ジェムン Yun Jae-Mun
出演 チョン・ミソン Jeon Mi-seon