公開日 2011/11/11 133分
実在するメジャーリーグ・アスレチックスのＧＭ、ビリー・ビーンの物語。
タイトルは『マネーボール』だが、マネーボール理論の凄さや魅力を謳った内容ではない。
実際、20連勝を賭けた試合では理論と掛け離れた結末が感動的に描かれる。
劇中のある判断を巡っては、アシスタントに『他人に説明できない』とまで言われる。それら数々の決断とそれに影響される人々の姿が印象的だ。
どんなタイミングでも前触れもなく、移籍や獲得が言い渡されるのは、いかにもビジネスライクなアメリカであり、その唐突さは思わぬ悲しみにもなり喜びにもなる。
この辺りまでリアルに描けているのがいい。
物語は終始このＧＭの意志と葛藤で綴られる。
情緒に流されず、突き放した視線は『ソーシャルネットワーク』と同様だ。
結局、ＧＭ自身の移籍に対するアシスタントの意見も正しいし、自身が下す決断も正しいのだ。
作品の高い評価にも関わらず、主人公が実在し、まだ若いだけに『ソーシャル』同様に映画賞の獲得は難しいかもしれない。
髭に白髪が目立つようになったブラピに老けを感じた。
原題 MONEYBALL
製作国 アメリカ
製作 Michael De Luca Productions
製作 Scott Rudin Productions
製作 Specialty Films
配給 ｿﾆｰﾋﾟｸﾁｬｰｽﾞｴﾝﾀｰﾃｲﾝﾒﾝﾄ
監督 ベネット・ミラー Bennett Miller
製作 マイケル・デ・ルカ Michel De Luca
製作 レイチェル・ホロヴィッツ Rachael Horovitz
製作 ブラッド・ピット Brad Pitt
製作総指揮 スコット・ルーディン Scott Rudin
製作総指揮 アンドリュー・Ｓ・カーシュ Andrew S. Karsch
製作総指揮 シドニー・キンメル Sidney Kimmel
製作総指揮 マーク・バクシ Mark Bakshi
原作 マイケル・ルイス Michael Lewis
脚本 スティーヴン・ザイリアン Steven Zaillian
脚本 アーロン・ソーキン Aaron Sorkin
撮影 ウォーリー・フィスター Wally Pfister
ﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝﾃﾞｻﾞｲﾝ ジェス・ゴンコール Jess Gonchor
衣装デザイン カシャ・ワリッカ＝マイモーネ Kasia Walicka-Maimone
編集 クリストファー・テレフセン Christopher Tellefsen
音楽 マイケル・ダナ Mychael Danna
出演 ブラッド・ピット Brad Pitt
出演 ジョナ・ヒル Jonah Hill
出演 フィリップ・シーモア・ホフマン Philip Seymour Hoffman
出演 ロビン・ライト Robin Wright
出演 クリス・プラット Chris Pratt
出演 ケリス・ドーシー Kerris Dorsey
出演 スティーヴン・ビショップ Stephen Bishop
出演 ジャック・マクギー Jack McGee