
公開日 2010/01/29 135分
ピージャクの最新作は惨殺された少女を巡る物語。
死後の世界はSFX満載のファンタジーで描かれるが、殺人まではサスペンス作品としても相当面白い。
犯人に対する憎悪などは誰もが等しく抱く感情であろうし、演じるスタンリー・トゥッチの名演もあって、非常に感情移入しやすい作品である。
それゆえに決着については大きく意見が分かれるだろう。
賞レースに乗れなかったのは、それが一因か。
将来への希望いっぱい夢いっぱいの少女が生と死の境をさまよった結果、「私のいない世界を受け入れられる」という悟りとも達観ともいえる想いに至る姿は感動的ではあるが、心の変遷が見え辛いのが難である。
死後の世界から現世を見るという設定は邦画でも、多々描かれて来ているが、国や文化や宗教が違うと雰囲気も相当に違ってくるもので興味深く観られた。
主人公の想いと家族の再生がテーマであり、捕まらない犯人もアメリカの現実を映しているのかもしれないが、映画として、人知れず犯人を裁く決着に爽快感はない。
原題 THE LOVELY BONES
製作国 アメリカ
製作国 イギリス
製作国 ニュージーランド
配給 パラマウント Paramount Pictures
監督 ピーター・ジャクソン Peter Jackson
製作 キャロリン・カニンガム Carolynne Cunningham
製作 フラン・ウォルシュ Fran Walsh
製作 ピーター・ジャクソン Peter Jackson
製作 エイメ・ペロンネ Aime Peyronnet
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ Steven Spielberg
製作総指揮 テッサ・ロス Tessa Ross
製作総指揮 ケン・カミンズ Ken Kamins
製作総指揮 ジェームズ・ウィルソン James Wilson
原作 アリス・シーボルド Alice Sebold
脚本 フラン・ウォルシュ Fran Walsh
脚本 フィリッパ・ボウエン Phillippa Boyens
脚本 ピーター・ジャクソン Peter Jackson
撮影 アンドリュー・レスニー Andrew Lesnie
プロダクションデザイン ナオミ・ショーハン Naomi Shohan
衣装デザイン ナンシー・スタイナー Nancy Steiner
編集 ジャベツ・オルセン Jabez Olssen
音楽 ブライアン・イーノ Brian Eno
出演 マーク・ウォールバーグ Mark Wahlberg
出演 レイチェル・ワイズ Rachel Weisz
出演 スーザン・サランドン Susan Sarandon
出演 スタンリー・トゥッチ Stanley Tucci
出演 マイケル・インペリオリ Michael Imperioli
出演 シアーシャ・ローナン Saoirse Ronan
出演 ローズ・マクアイヴァー Rose McIver
出演 クリスチャン・トーマス・アシュデイル Christian Thomas Ashdale
出演 リース・リッチー Reece Ritchie
出演 トーマス・マッカーシー Thomas McCarthy