
公開日 2010/07/31 100分
アンジェリーナ・ジョリーが不死身のタフさを見せる、スパイ・アクション。
二重スパイを描いた緻密な構成は『ジェイソン・ボーン』シリーズを彷彿させるが、実は結構粗が目立つ。
脚本カート・ウィマーの粗さは予想通りといったところだ。
合点がいかないストーリー展開はこの手の作品では致命傷だ。
ロシア大統領暗殺の仕掛けは、どう考えても予め仕組まれたもので、しかも会場が判明したのは直前の筈。
ということは、アンジーには二重スパイ発覚以前に情報が流れていた筈で、そのネットワークがずっと分からなかったのが腑に落ちない。
世界攻撃の直前の指令室でいきなりTVニュースの不自然さにはビックリだ。
訓練されたスパイの鉄の意志を見せるアンジーは魅力的で、ジェイソン・ボーンに倣った人物造形なのだろうが、ビジュアル的にはミラ・ジョヴォヴィッチを彷彿してしまう。
ストーリーには難があるものの、畳みかける展開と激しいアクションは、監督の手腕なのだろう、見飽きることなく楽しめる。
原題 SALT
製作国 アメリカ
製作 コロムビア映画 Columbia Pictures
製作 Relativity Media
製作 Di Bonaventura Pictures
配給 ソニーピクチャーズエンターテインメント
監督 フィリップ・ノイス Phillip Noyce
製作 ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ Lorenzo DiBonaventura
製作 サニル・パーカシュ Sunil Perkash
製作総指揮 リック・キドニー Ric Kidney
製作総指揮 マーク・ヴァーラディアン Mark Vahradian
製作総指揮 ライアン・カヴァナー Ryan Kavanaugh
脚本 カート・ウィマー Kurt Wimmer
撮影 ロバート・エルスウィット Robert Elswit
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード James Newton Howard
出演 アンジェリーナ・ジョリー Angelina Jolie
出演 リーヴ・シュレイバー Live Schreiber
出演 キウェテル・イジョフォー Chiwetel Ejiofor
出演 ダニエル・オルブリフスキー Daniel Olbrychski
出演 アンドレ・ブラウアー Andre Braugher