
公開日 2009/12/23 162分
ここ数年を取ってみても最大の話題作と言って過言ではない、映画の未来を期待させる3D超大作。
観終わっての感想は、『ビミョー』。
社会現象とまでなった本作の呼び声に対して、ストーリーも、映像も、3Dも期待値を凌駕するものではなかったからだ。
未開地への侵攻と現地民族との心の交流を描いたストーリーは目新しいものではない。
現地人と家族的なものを構築していく過程の描写は、個人的に『大いなる勇者』などの方が好みだ。
新しい惑星の映像も、既視感ありありで『天空の城ラピュタ』を彷彿せずにはいられない。
3Dについては、もっと奥行きや飛び出しがあるのかと思いきや、飛び出しは殆どなく、3Dもテーマパークのアトラクション以下という印象だった。
とはいうものの爆破片の映像を、思わず避けてしまっただが。
これからの映画の方向性については、実際に観なければ語ることができないし、エポックメーキングな作品であるのは間違いない。
異星人でありながらも、見慣れれば交流できるという感覚も新しい。
エコロジー、反戦、植民地政策への警鐘というには掘り下げが浅く、子供向け程度。
これを動機に反戦を謳うにはキツイ。
ただ、この作品はまだまだ映画の成長過程であり、将来の映画の可能性を感じさせる作品としては、評価に余りある重要作品だ。
原題 AVATAR
製作国 アメリカ
製作 20th Century Fox
製作 Dune Entertainment
製作 Ingenious Film Partners
配給 20世紀フォックス映画
監督 ジェームズ・キャメロン James Francis Cameron
製作 ジェームズ・キャメロン James Cameron
製作 ジョン・ランドー Jon Landau
製作総指揮 コリン・ウィルソン Colin Wilson
製作総指揮 レータ・カログリディス Laeta Kalogridis
脚本 ジェームズ・キャメロン James Cameron
撮影 マウロ・フィオーレ Mauro Fiore
プロダクションデザイン リック・カーター Rick Carter
プロダクションデザイン ロバート・ストロンバーグ Robert Stromberg
衣装デザイン デボラ・リン・スコット Deborah Lynn Scott
編集 スティーヴン・E・リフキン Stephen E. Rivkin
編集 ジョン・ルフーア John Refoua
編集 ジェームズ・キャメロン James Cameron
音楽 ジェームズ・ホーナー James Horner
特殊効果.SFX.VFX ジョー・レッテリ Joe Letteri
出演 サム・ワーシントン Sam Worthington
出演 ゾーイ・サルダナ Zoe Saldana
出演 シガーニー・ウィーヴァー Sigourney Weaver
出演 スティーヴン・ラング Stephen Lang
出演 ミシェル・ロドリゲス Michelle Rodriguez
出演 ジョヴァンニ・リビシ Giovanni Ribisi
出演 CCH・パウンダー CCH Pounder
出演 ラズ・アロンソ Laz Alonso