公開日 2007/01/20 143分
電車内での痴漢という冤罪をテーマを、ドキュメンタリータッチも強く、リアルに描いた周防正行監督作品。
痴漢冤罪事件を契機に、我が国の司法の歪さを浮き彫りにしていく内容だけに、事件に巻き込まれた主人公と周囲の苦悩を中心にして、アクション、お笑いなどは一切省かれた内容になっている。
監督のアーティストパワーがあるとは言え、このような地味で真面目一辺倒の作品がヒットしたのは、異例といえるだろう。
製作側にとっては、ある意味賭けであったかもしれないが、これも一つの映画として、多くの人に観られたのは邦画の層を厚くする、意義のある作品だと思う。
結末には様々な意見もあるだろうが、誰もが巻き込まれる可能性があること、結末はこのようになり得ることを提示した、あくまで現実に沿った内容としてこれで良いと思う。
目新しい題材でもあり、じっくりと観ることができれば、かなり面白く観ることができるが、反面、時間も長いので、飽きられることもあるだろう。
原題 それでもボクはやってない
製作国 日本
製作・配給 東宝
監督 周防正行 Suo Masayuki
製作 亀山千広 Kameyama Chihiro
製作 関口大輔 Sekiguchi Daisuke
製作 佐々木芳野 Sasaki Yoshino
製作 堀川慎太郎 Horikawa Shintaro
製作 清水賢治 Shimizu Kenji
製作 島谷能成 Shimatani Yoshinari
製作 小形雄二 Ogata Yuuji
ｴｸﾞｾﾞｸﾃｨﾌﾞﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ 桝井省志 Masui Syoji
脚本 周防正行 Suo Masayuki
撮影 栢野直樹 Kayano Naoki
美術 部谷京子 Heya Kyouko
編集 菊池純一 Kikuchi Junichi
音楽 周防義和 Suo Yoshikazu
出演 加瀬亮 Kase Ryo
出演 瀬戸朝香 Seto Asaka
出演 山本耕史 Yamamoto Kouji
出演 もたいまさこ Motai Masako
出演 田中哲司 Tanaka Tetsushi
出演 光石研 Mitsuishi Ken
出演 大森南朋 Ohmori Nao
出演 鈴木蘭々 Suzuki Ranran
出演 大和田伸也 Ohwada Shinya
出演 清水美沙 Shimizu Misa
出演 竹中直人 Takenaka Naoto
出演 本田博太郎 Honda Hirotarou
出演 小日向文世 Kohinata Fumiyo
出演 高橋長英 Takahashi Chouei
出演 役所広司 Yakusyo Koji