
公開日 2000/06/17 155分
古代ローマを舞台に大スケールで描く復讐劇。
家族を惨殺され、奴隷=グラディエーター(剣闘士)となって生き延びた元将軍の、皇帝への復讐を痛烈に映すアカデミー賞受賞作。
奴隷であってもプライドや誇りを持つ男達、家族愛、忠誠心といったメンタル部分のみならず、何よりも命を懸けた剣闘の凄まじさに圧倒される。
恋愛描写もあるものの、当時の「男の世界」といった感覚の作品であり、マッチョで男臭いラッセル・クロウは適役だ。
観客は復讐劇にたっぷり感情移入でき、計画通りには進まない展開に一喜一憂させられつつ、長尺にも飽きることなく、クライマックスまで辿り着く。
テンポよい展開と激しいアクションにハンス・ジマーの重厚な音楽も相応しく、乗ることができる。
敢えて苦言を呈するなら、今となっては粗の目立つ薄暗いCG。
また‘つかみ’の冒頭の戦闘の描写も視覚的に分かり辛い。
とは言え、観客のツボをしっかり押さえた、万人向けに楽しむことのできる傑作だ。
原題 GLADIATOR
製作国 アメリカ
製作 DreamWorks SKG
製作 Universal Pictures
製作 Scott Free Productions
配給 UIP
監督 リドリー・スコット Ridley Scott
製作 デヴィッド・フランゾーニ David Franzoni
製作 ブランコ・ラスティグ Branko Lustig
製作 ダグラス・ウィック Douglas Wick
製作総指揮 ローリー・マクドナルド Laurie MacDonald
製作総指揮 ウォルター・F・パークス Walter F. Parkes
原案 デヴィッド・フランゾーニ David Franzoni
脚本 デヴィッド・フランゾーニ David Franzoni
脚本 ジョン・ローガン John Logan
脚本 ウィリアム・ニコルソン William Nicholson
撮影 ジョン・マシソン John Mathieson
美術 アーサー・マックス Arthur Max
編集 ピエトロ・スカリア Pietro Scalia
音楽 ハンス・ジマー Hans Zimmer
出演 ラッセル・クロウ Russell Crowe
出演 ホアキン・フェニックス Joaquin Phoenix
出演 コニー・ニールセン Connie Nielsen
出演 オリヴァー・リード Oliver Reed
出演 リチャード・ハリス Richard Harris
出演 デレク・ジャコビ Derek Jacobi
出演 ジャイモン・フンスー Djimon Hounsou