
公開日 2008/04/18 92分
この邦題はヒドイ。
内容的に「陰謀」とは呼べないし、「大いなる」は尚更だ。
レッドフォード出演作品には的外れな邦題が多いが、何か理由があるのだろうか。
しかし、邦題はさておき、内容はというと、レッドフォードらしく大いに骨太でハンサムな作品である。
これだけの出来で、かつこのキャストでありながら、たいしたヒットにならなかったのは何故だろう。
湾岸戦争を過ちと総括しているから?右寄り議員を牽制しているから?
内容が硬いから?
もっとレベルを落として・・・説教臭いから?台詞が多いから?
トム様が執務室の中だけだから?
確かに所謂娯楽的要素は薄いが、教授と議員から見た戦場の二人の兵士の存在があまりにも異なるその視点。
若い大学生の思い、ラストのストリープの涙。
登場人物すべてが自己の信念を顧みることになる本作は、観客にも同様の作業を求める仕組みになっている。
陰謀などどこにもないのだ。悔恨はあっても信念しかない。
自分を、世界を見つめ直させる男前映画に涙せよ。
原題 LIONS FOR LAMBS
製作国 アメリカ
製作 Metro-Goldwyn-Mayer
製作 United Artists
配給 20世紀フォックス映画20th Century Fox
監督 ロバート・レッドフォード Robert Redford
製作 ロバート・レッドフォード Robert Redford
製作 マシュー・マイケル・カーナハン Matthew Michael Carnahan
製作 アンドリュー・ハウプトマン Andrew Hauptman
製作 トレイシー・ファルコ Tracy Falco
製作総指揮 ダニエル・ルピ Daniel Lupi
脚本 マシュー・マイケル・カーナハン Matthew Michael Carnahan
撮影 フィリップ・ルースロ Philippe Rousselot
プロダクションデザイン ヤン・ロールフス Jan Roelfs
衣装デザイン メアリー・ゾフレス Mary Zophres
編集 ジョー・ハッシング Joe Hutshing
音楽 マーク・アイシャム Mark Isham
出演 ロバート・レッドフォード Robert Redford
出演 メリル・ストリープ Meryl Streep
出演 トム・クルーズ Tom Cruise
出演 マイケル・ペーニャ Michael Pena
出演 デレク・ルーク Derek Luke
出演 アンドリュー・ガーフィールド Andrew Garfield
出演 ピーター・バーグ Peter Berg