
公開日 2006/12/23 100分
自ら負け組みであることに気付かずに「勝ち組み方程式」を唱え続ける父親。
人生に倦んだように一言も言葉を発しない息子。
いまだに不良を続けるワガママな祖父。
自殺を図ったゲイの伯父。
美少女コンテストを夢見る幼い娘。
そんなバラバラで勝手な家族をなんとか纏めようとする母親。
崩壊寸前ともいえる家族が、ひょんなことから一緒に娘の美少女コンテストへと向かうことになる、ミニバスに乗り込んだ家族のロードムービー。
一つ屋根の下ならぬ、一つ車の中であっても、それぞれはそれぞれ。
しかし、それぞれの思いもよらぬ羽目が、超身近な車の中だけにお互いに影響を及ぼさない訳がない。
辛いことも悲しいこともあるが、底辺に流れる明るさが救い。
おじいちゃんの展開には『本当なの?』と疑ってしまったりするほど。
警官が納得するシーンなど、みんな(この場合祖父)の勝手振りが上手く明るいオチを表現したいい例だ。
美少女コンテストの結果は予定調和的であり、傑作と評するほどではないが、現代の家族の抱える内面の問題を浮き彫りにしつつ、「それでも明るい」というアメリカ映画の伝統を継承したハートウォーミングな作品である。
原題 LITTLE MISS SUNSHINE
製作国 アメリカ
製作 Fox Searchlight Pictures
製作 Big Beach Films
製作 Bona Fide Productions
配給 20世紀フォックス映画
監督 ジョナサン・デイトン Jonathan Dayton
監督 ヴァレリー・ファリス Valerie Faris
製作 アルバート・バーガー Albert Berger
製作 デヴィッド・T・フレンドリー David T. Friendly
製作 ピーター・サラフ Peter Saraf
製作 マーク・タートルトーブ Marc Turtletaub
製作 ロン・イェルザ Ron Yerxa
脚本 マイケル・アーント Michael Arndt
撮影 ティム・サーステッド Tim Suhrstedt
衣装デザイン ナンシー・スタイナー Nancy Steiner
編集 パメラ・マーティン Pamela Martin
音楽 マイケル・ダナ Mychael Danna
出演 グレッグ・キニア Greg Kinnear
出演 トニ・コレット Toni Collette
出演 スティーヴ・カレル Steve Carell
出演 アラン・アーキン Alan Arkin
出演 ポール・ダノ Paul Dano
出演 アビゲイル・ブレスリン Abigail Breslin
出演 ブライアン・クランストン Bryan Cranston
出演 ベス・グラント Beth Grant