
公開日 2006/10/14 101分
16ブロック先の裁判所に証人を届けるだけのたやすい仕事の筈が、とんだ事件に巻き込まれていく・・・
刑事を主人公にした「犯罪巻き込まれ」ストーリーでしかも主演はブルース・ウィリスと来れば、『ダイハード』シリーズを連想せずにはいられないが、敢えてダイハードのキャラクターを排した渋い、地味な作品だ。
リチャード・ドナーは相変わらずソツのない演出で、よく撮影できたなと思わせる程、ニューヨークの市街を駆け回り、ラストのバスを使ったアクションも見応えはある。
ソツのない演出でテンポよく観ることができるが、ブルース・ウィリス演じる定年前で足を痛めた刑事は、「何かアクションの出来ない都合があったのか?」と訝しく思えるほど老けており、アクションに苦しい。
モス・デフが作品に対する明るさのスパイスになってはいるが、アクションとしては暗い印象は否めない。
決して悪い出来ではないのだが、スタッフ、キャストから寄せられる高い期待に十分応えているとは言い難い。
ドナーもウィリスも年を経たことを感じさせてしまうところが辛い作品だ。
原題 16 BLOCKS
製作国 アメリカ
製作・配給 SPE(ソニーピクチャーズエンターテインメント)
監督 リチャード・ドナー Richard Donner
製作 アヴィ・ラーナー Avi Lerner
製作 ランダル・エメット Randall Emmett
製作 ジム・ヴァン・ウィック Jim Van Wyck
製作 ジョン・トンプソン John Thompson
製作 アーノルド・リフキン Arnold Rifkin
製作 ブルース・ウィリス Bruce Willis
製作総指揮 ダニー・ディムボート Danny Dimbort
製作総指揮 トレヴァー・ショート Trevor Short
製作総指揮 ボアズ・デヴィッドソン Boaz Davidson
製作総指揮 ジョージ・ファーラ George Furla
脚本 リチャード・ウェンク Richard Wenk
撮影 グレン・マクファーソン Glen MacPherson
プロダクションデザイン アーヴ・グレイウォル Arv Greywal
音楽 クラウス・バデルト Klaus Badelt
出演 ブルース・ウィリス Bruce Willis
出演 モス・デフ Mos Def
出演 デヴィッド・モース David Morse
出演 ジェナ・スターン Jenna Stern
出演 ピーター・マクロビー Peter McRobbie