007/カジノ・ロワイヤル

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公開日 2006/12/01  144分


★★★★★★ 6.0


ダニエル・クレイグ主演による007新シリーズ。
おなじみのプロローグと凝ったタイトル・ロール、お約束はしっかり守って、肉体派の新主役の個性を押し出しつつ楽しませてくれる。
「どうやって撮ったんだ?」と思わせるアクションシーンも健在で、特に前半の追いかけっこのシーンはズバ抜けている。
007ならでは、と思わせる肉弾戦あり、「敵の銃弾は007には当たらない」の鉄則は守られているが、ハラハラさせる工夫は十分に凝らされていて面白い。
『カジノ・ロワイヤル』のタイトル通り、ポーカー戦が中半のメインになるが、カードゲームだけに動きがなく、個人的には楽しめたものの、ここが最も評価の分かれるところではないだろうか。

公開前にはイギリスで反対運動まで起こったダニエル・クレイグは、確かに眉目秀麗な英国紳士というには落第だが、肉体美を加味してギリギリ及第点であろう。
一方、ダニエル・クレイグを評してスティーブ・マックィーンを例える向きがあるが、10年早いぞ!
ヒロイン役のエヴァ・グリーンはまずまず。

ジェットコースター・ムービーとして上々の作品であるし、「セックスと暴力だけの映画」とも酷評されるシリーズであるが、娯楽と割り切って観る分には、十二分に楽しめる作品である。
往年の名シリーズ復活!というだけの質に仕上げられた最新作である。

原題  CASINO ROYALE

製作国 アメリカ
製作国 イギリス
製作 Columbia Pictures Corporation
製作 Eon Productions
製作 Casino Royale Productions
製作 Stillking Films
製作 Studio Babelsberg
製作 Danjaq
製作 United Artists
配給 ソニーピクチャーズエンターテインメント

監督 マーティン・キャンベル Martin Campbell
製作 バーバラ・ブロッコリ Barbara Broccoli
製作 マイケル・G・ウィルソン Michael G. Wilson
製作総指揮 アンソニー・ウェイ Anthony Waye
製作総指揮 カラム・マクドゥガル Callum McDougall
原作 イアン・フレミング Ian Fleming
脚本 ニール・パーヴィス Neal Purvis
脚本 ロバート・ウェイド Robert Wade
脚本 ポール・ハギス Paul Haggis
撮影 フィル・メヒュー Phil Meheux
プロダクションデザイン ピーター・ラモント Peter Lamont
衣装デザイン リンディ・ヘミング Lindy Hemming
編集 スチュアート・ベアード Stuart Baird
音楽 デヴィッド・アーノルド David Arnold
テーマ音楽 モンティ・ノーマン Monty Norman
主題歌 クリス・コーネル Chris Cornell

出演 ダニエル・クレイグ Daniel Craig
出演 エヴァ・グリーン Eva Green
出演 マッツ・ミケルセン Mads Mikkelsen
出演 ジュディ・デンチ Judi Dench
出演 ジャンカルロ・ジャンニーニ Giancarlo Giannini