アウトランド

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公開日 1981/07/25  109分


★★★★★★ 6.0


『真昼の決闘』をベースにしたSFらしいが、なかなか隙のないテンポで作られており、楽しめた。
(オリジナルは未見である)
惑星IO(イオ)の基地の内外のセットのチープさは、かつての円谷プロか?と思わせるほどだが、ストーリーでカバーできており、作品自体は悪くない。
(オリジナルの恩恵だろう)
特にシャトルが着くまでのカウントダウンは緊迫感がある。
妙なライトのついた宇宙服や、犯人の拘留室などに、SF描写の個性がみられる。
西部劇らしく、勧善懲悪の人物配置は明瞭過ぎるほどであり、男勝りの女医を演じるフランシス・スターンハーゲンと男臭いショーン・コネリーの絡みも適度で良い。
ショーン・コネリーの麻薬の密売人を延々と追いかけるシーンや妻とのやりとりには、男の執念と不器用さがモロに出て良い。
「この時代にショットガン?」とか「乗客中で俺達が殺し屋だ!」など、数多いつっこみ・シーンや殺し屋との対決シーンにやや不満は残るものの飽きなく観ることのできるアクション映画だ。

原題  OUTLAND

製作国 アメリカ
製作・配給 Warner Bros. Entertainment, Inc.

監督 ピーター・ハイアムズ Peter Hyams
製作 リチャード・ロス Richard Roth
製作総指揮 スタンリー・オトゥール Stanley O'Toole
脚本 ピーター・ハイアムズ Peter Hyams
撮影 スティーヴン・ゴールドブラット Stephen Goldblatt
音楽 ジェリー・ゴールドスミス Jerry Goldsmith

出演 ショーン・コネリー Sean Connery
出演 ピーター・ボイル Peter Boyle
出演 フランシス・スターンハーゲン Frances Sternhagen
出演 ジェームズ・シッキング James Sikking
出演 スティーヴン・バーコフ Steven Berkoff