
公開日 2005/04/23 102分
またこのオチか・・・(って、どのオチかは言わないが)
今のハリウッドには臆面ってものがないのか。
この作品、オープニングから細部に至るまで『シャイニング』の影響は明らか(浴室のドアから漏れる灯りやダコタ・ファニングの追跡シーン等々)で、そして、オチは最近頻発するパターン。
主人公に実力派を起用する理由も明らかだし。
(例えばスタローンがやれば『どれを演じても同じじゃん!』になってしまうし)
ただ、安易なオチさえ除けば、構成は練られていると思う。
ダコタ・ファニングが事態を深刻化させたとか、イライラさせるとの向きもあるが、それらを裏付けるシーンがラストにはキチンと用意されている。
しかしまぁ、ダコタは人形を壊して見せるシーン等々、演技が上手いね。『何ならホラーでも出来るぞ』ということを見せつけている。
対するデニーロは、はっきり言って精彩に欠ける。
恐怖シーンについて言えば、この作品は、例えばドアを開ける際に、開ける部屋の中から映すショットが多いので、ショック・シーンが苦手な方でも大丈夫です。
それに何と言っても、話自体が怖くありませんし。
原題 HIDE AND SEEK
製作国 アメリカ
製作・配給 FOX
監督 ジョン・ポルソン John Polson
製作 バリー・ジョセフソン Barry Josephson
製作総指揮 ジョセフ・M・カラッシオロ Joseph M. Caracciolo
脚本 アリ・シュロスバーグ Ari Schlossberg
撮影 ダリウス・ウォルスキー Dariusz Wolski
美術 スティーヴン・J・ジョーダン Steven J. Jordan
編集 ジェフリー・フォード Jeffrey Ford
音楽 ジョン・オットマン John Ottman
出演 ロバート・デ・ニーロ Robert DeNiro
出演 ダコタ・ファニング Dakota Fanning
出演 ファムケ・ヤンセン Famke Janssen
出演 エリザベス・シュー Elisabeth Shue
出演 エイミー・アーヴィング Amy Irving
出演 ロバート・ジョン・バーク Robert John Burke