
公開日 2006/07/08 126分
トム様映画の決定版ともいえるシリーズ第3作目。
監督決定等に時間を要し、待ちに待った公開である。
ちなみに前作から実に6年を経過している。
監督は複数の候補を変遷し、結局新鋭J・J・エイブラムスに。
トム様はケイティ・ホームズとの結婚前から、何かと悪い評判が立ったせいで、本作の興行にも悪影響が出ているらしい。
私は、それぞれ趣の異なったシリーズ前2作とも、甲乙つけ難い高評価をしており、アクション映画(フィリップ・シーモア・ホフマン曰く「ポップコーン映画」)として、好みから言ってもかなり好きな2本である。
で、そんな期待に晒された第3作目は、期待を裏切らないだけの内容であった。
期待以上の・・・とはいかないまでも、練られたストーリーとド派手なアクションは、サスガである。
巷では、1作目を謎解き型、2作目を感情型などと呼んでいるらしいが、本作はどちらかというと1作目に近い。
『北北西に進路をとれ』にヒントを得たというアイテム(ラビット・フット)や、冒頭にクライマックスシーンを持ってくる手法は、うまくハマっているし、アクションについても銃撃や爆破だけに頼らないで、随所に見られるトム・クルーズの全力疾走が小気味いい。
バチカンに降りるトム・クルーズの明らかに不自然な姿勢は、1作目をコミカルに彷彿させ、高層ビルでの飛び降りシーンは拡大表現として面白い。
中国の都市の近代的な部分と、古い街を舞台にした対比も印象的である。
4作品目の話はさておき、本作を加えて、1,2,3,どれも粒揃いの痛快シリーズである。
原題 M:i:Ⅲ
製作国 アメリカ
製作・配給 Par=UIP
監督 J・J・エイブラムス JJ Abrams
製作 トム・クルーズ Tom Cruise
製作 ポーラ・ワグナー Paula Wagner
製作総指揮 ストラットン・レオポルド Stratton Leopold
原作 ブルース・ゲラー Bruce Geller
脚本 J・J・エイブラムス JJ Abrams
脚本 アレックス・カーツマン Alex Kurtzman
脚本 ロベルト・オーチー Roberto Orci
撮影 ダニエル・ミンデル Daniel Mindel
音楽 マイケル・ジアッキノ Michael Giacchino
テーマ音楽 ラロ・シフリン Lalo Schifrin
出演 トム・クルーズ Tom Cruise
出演 フィリップ・シーモア・ホフマン Philip Seymour Hoffman
出演 ヴィング・レイムス Ving Rhames
出演 マギー・Q Maggie Q
出演 ジョナサン・リス=マイヤーズ Jonathan Rhys-Meyers
出演 ミシェル・モナハン Michelle Monaghan
出演 ローレンス・フィッシュバーン Laurence Fishburne
出演 ケリー・ラッセル Keri Russell
出演 ビリー・クラダップ Billy Crudup
出演 サイモン・ペッグ Simon Pegg