ビリー・ザ・キッド/21才の生涯

店舗イメージ

公開日 1973/10/06  108分


★★★★★ 5.0


サム・ペキンパーの演出が冴える西部劇。
伝統的な西部劇ではなく、ニューシネマタッチで美しい映像とボブ・ディランの音楽が印象的だ。
個性の強いジェームズ・コバーンとクリス・クリストファーソン。
だが、クリス・クリストファーソンのキャスティングにはやや不満が残る。
なんか風貌が〝ぼんぼん〟っぽくてそぐわない。
いざとなれば相手の背中でも撃てる、心が暴発する恐さを秘めた、もっと飢えたキャラが欲しかった。
クリス、太り過ぎ。
ビリー・ザ・キッドの死によって終わりを告げようとするアウトローの時代、『明日に向かって撃て』とはまた異なった「一つの時代が終わる寂寥感」を表した本作は、西部劇としてもアウトローとして一つの地位にあるだろう。

原題  PAT GARRETT AND BILLY THE KID

製作国 アメリカ
製作・配給 MGM

監督 サム・ペキンパー Sam Peckinpah
製作 ゴードン・キャロル Gordon Carroll
脚本 ルディ・ワーリッツァー Rudy Wurlitzer
撮影 ジョン・コキロン John Coquillon
音楽 ボブ・ディラン Bob Dylan

出演 ジェームズ・コバーン James Coburn
出演 クリス・クリストファーソン Kris Kristofferson
出演 ジェイソン・ロバーズ Jason Robards
出演 ジャック・イーラム Jack Elam
出演 リチャード・ジャッケル Richard Jaeckel
出演 ケティ・フラド Katy Jurado
出演 ボブ・ディラン Bob Dylan
出演 スリム・ピケンズ Slim Pickens
出演 L・Q・ジョーンズ L.Q. Jones
出演 ハリー・ディーン・スタントン Harry Dean Stanton
出演 R・G・アームストロング R.G.Armstrong
出演 チャールズ・マーティン・スミス Charles Martin Smith
出演 リタ・クーリッジ Rita Coolidge