
公開日 2000/12/23 140分
★★★★★★★ 7.0
強烈に暗い映画だ。暗い上に、やるせない。
モノクロとカラーの使い分けは『ジョニーは戦場へ行った』を髣髴させる。
「ここまで描くか」と思わせる描写で、観客へのインパクトは相当強いだろうが、それは同時に「ここまで描かなくてもいいだろう」という反発感を抱く人も相当にいる描き方だ。
私にとっても何度も観たい作品ではない。
そして本作のクオリティを高め、説得力を持たせている要因は、他でもないビョークの存在感である。
彼女なしには本作の成功はなかったであろう。
ドヌーブら脇のの好演があったにしてもである。
作品の出来や完成度、観客動員、評価、好き嫌いは、それぞれ別ものではあるが、その差が極端に際立った作品といえる。
強烈なインパクト、でも『好きな作品か?』と問われれば、NOだな。
原題 DANCER IN THE DARK
製作国 デンマーク
製作・配給 アスミック・エース
監督 ラース・フォン・トリアー Lars von Trier
製作 ヴィベク・ウィンドレフ Vibeke Windelov
製作総指揮 ペーター・オールベック・イェンセン Peter Aalbak Jensen
脚本 ラース・フォン・トリアー Lars von Trier
撮影 ロビー・ミューラー Robby Muller
音楽 ビョーク Bjork
振付 ヴィンセント・パターソン Vincent Paterson
出演 ビョーク Bjork
出演 カトリーヌ・ドヌーヴ Catherine Deneuve
出演 デヴィッド・モース David Morse
出演 ピーター・ストーメア Peter Stormare
出演 ジャン=マルク・バール Jean-Marc Barr
出演 ステラン・スカルスガルド Stellan Skarsgard