
公開日 2005/06/29 114分
スピルバーグ久々の娯楽超大作。
恐らく賛否両論分かれるのだろうなぁ。
結論から言うと私はすごく楽しめた。
何はともあれ破壊描写のスケールの大きさ、現在のSFXの頂点といえるリアルさ、たたみかけるストーリー展開、まさにアッという間にエンディングという内容であった。
この感覚はマトリックス・レボリューションズ以来であろうか。
ノスタルジックなトライポッドの描写や終結の仕方についても、私にとっては十分頷ける範囲に収められていた。だが一つ目アナコンダが頷ける限界か…。
スピルバーグ好みのグロテスク趣味もR.PG指定回避のためか極力押さえられており、好感が持てた。
主役はトム様でなくても良かったような気がするが、ダコタ・ファニングは相変わらず好演。
冒頭で指に刺さったトゲが全てを暗示してるんだよね。
ストーリー的にも、現代アメリカ帝国主義を連想せずにはいられないし、宇宙人を目の前にして尚かつ争う人間(車の奪い合い、トム・クルーズとティム・ロビンスの争い等)などテーマの奥深さも読み取れて面白い。
『地球人より遥かに知能の進んだ宇宙人による侵略』がテーマだけに突っ込みどころは多々あり、それに堪えられない人も多いのは重々理解できるが、私にとっては高評価できる一作であった。
展開が急過ぎる感は否めないのでもう少し上映時間が長ければ良かったのだが、これも営業サイドからの圧力か。
原題 WAR OF THE WORLDS
製作国 アメリカ
製作 パラマウント Paramount Pictures
製作 DreamWorks SKG
製作 Amblin Entertainment
製作 Cruise/Wagner Productions
配給 UIP
監督 スティーヴン・スピルバーグ Steven Spielberg
製作 キャスリーン・ケネディ Kathleen Kennedy
製作 コリン・ウィルソン Colin Wilson
製作総指揮 ポーラ・ワグナー Paula Wagner
原作 H・G・ウェルズ H.G.Wells
脚本 デヴィッド・コープ David Koepp
脚本 ジョシュ・フリードマン Josh Friedman
撮影 ヤヌス・カミンスキー Janusz Kaminski
プロダクションデザイン リック・カーター Rick Carter
衣装デザイン ジョアンナ・ジョンストン Joanna Johnston
編集 マイケル・カーン Michael Kahn
音楽 ジョン・ウィリアムズ John Williams
出演 トム・クルーズ Tom Cruise
出演 ダコタ・ファニング Dakota Fanning
出演 ティム・ロビンス Tim Robbins
出演 ジャスティン・チャットウィン Justin Chatwin
出演 ミランダ・オットー Miranda Otto
出演 モーガン・フリーマン Morgan Freeman