
公開日 2020/06/26 102分
★★★★★★ 6.0
服役までしたシングルマザーがプロのカントリー歌手として成功をつかむまでのサクセス・ストーリー。
物語は刑務所からの出所シーンから始まる。ムショ仲間からは「あんたはドリー・パートンになれる」と言われたり。
ドリー・パートン?と思ったが、ああその時代なのかと納得。
出所後は早速、男友達とセックス。
で家に帰るとおばあちゃんが2人の孫の面倒を見てる。子供達とは当然のようにギクシャク。
歌は上手い、成功したい。
カントリー界では僻地も僻地のグラスゴーから出て行きたい。
子供がいたんじゃ売れやしない。
子供達への責任を放棄して、ティーンエージャーの頃のままに夢を追う姿を観客は突き放して見るだろう。
そんな中、ひょんなことから支援者を得て、成功が目の前にぶら下がる。
だけど世の中、そんなに甘いわけもなく、ツケはキチンと回ってくる。
「責任を持って欲しかったが、希望を奪う気はなかった」という母親の言葉は重い。
カントリーの聖地、音楽産業の都、ナッシュビルでついに彼女は自分自身を見い出す。
ここから1年、成功過程を省略することについては作り手も悩んだだろう。
進むべき道を見い出したから、努力をしたから、才能があるからといって、その道を順風満帆に歩めるわけではないのだ。
おそらく幸運にも見舞われた姿がラストに映されるが、私にはやはり物足りなかった。
「カントリー&ウェスタン」って言葉はふざけてることになるのか。
原題 WILD ROSE
製作国 イギリス
製作 BFI Film Fund
製作 Creative Scotland
製作 Entertainment One
製作 Fable Pictures
製作 Film4
配給 ショウゲート
監督 トム・ハーパー Tom Harper
脚本 ニコール・テイラー Nicole Taylor
撮影 ジョージ・スティール George Steel
プロダクションデザイン ルーシー・スピンク Lucy Spink
衣装デザイン アナ・メアリー・スコット・ロビンズ Anna Mary Scott Robbins
編集 マーク・エカーズリー Mark Eckersley
音楽 ジャック・アーノルド Jack Arnold
出演 ジェシー・バックリー Jessie Buckley
出演 ジュリー・ウォルターズ Julie Walters
出演 ソフィー・オコネドー Sophie Okonedo
出演 ジェイミー・シーヴェス Jamie Sives
出演 クレイグ・パーキンソン Craig Parkinson
出演 デイジー・リトルフィールド Daisy Littlefield
出演 アダム・ミッチェル Adam Mitchell