公開日 2020/02/28 115分
★★★★★ 5.0
ヤクザの覚醒剤強奪計画は、悪徳刑事である大森南朋の台詞の通り「計画通りに進まない」展開となるのだが、あらかじめ染谷将太が解り易く説明してくれている。
主人公を始め、ヒロイン・モニカの境遇なども説明過多だが、それら故に解り安い。
ヤクザから逃げるヒロインと、余命宣告されたボクサーの逃避行というテンプレ過ぎるストーリーも、昨今でかえって新鮮とも感じる。
逃げるヒロインを追う悪徳刑事を、すれ違いざまに一発で殴り倒すシーンは、作品を象徴的するスカッとさせるシーンだ。
最近の三池崇史監督は一時期ほどの多作振りではないものの、荒っぽい雑な感じは否めない。
尤も、それがいいと言う向きもあるのだろうが。ホームセンターの銃撃戦、肉弾戦はかなりグダグダなアクション。そしてここからの脱出シーンはその最たるもので、唐突にここだけがアニメになる違和感は拭えない。
その必然性が「実写やＣＧにする資金がない」以外に思いつかない。
絶望の淵から再生していく二人が辿りつくラストで漸くタイトルが意味を成す。
原題 初恋
製作国 日本
製作 OLM, Inc.
製作 楽映舎
配給 東映
監督 三池崇史 Miike Takashi
製作 紀伊宗之 Kii Muneyuki
製作 ジェレミー・トーマス Jeremy Thomas
製作 飯田雅裕 Iida Masahiro
脚本 中村雅 Nakamura Miyabi
撮影 北信康 Kita Nobuyasu
美術 清水剛 Shimizu Takashi
音楽 遠藤浩二 Endo Koji
出演 窪田正孝 Kubota Masataka
出演 大森南朋 Ohmori Nao
出演 染谷将太 Someya Syota
出演 小西桜子 Konishi Sakurako
出演 ベッキー Becky
出演 三浦貴大 Miura Takahiro
出演 藤岡麻美 Fujioka Mami
出演 顏正國 YEN CHENG-KUO
出演 顏正國 YEN CHENG-KUO
出演 村上淳 Murakami Jun
出演 遠藤憲一 Endoh Kenichi
出演 ベンガル Bengal
出演 塩見三省 Shiomi Sansei
出演 内野聖陽 Uchino Masaaki