
公開日 1979/09/22 112分
★★★★★★★★ 8.0(1981年)
★★★★★★★★ 8.0(2004年)
前作をまだ観ていなかったがとても面白かった。
アルバムを繰るようなオープニングからして最高。
前評判ではウィリアム・カットがよかったようだが、私としてはトム・ベレンジャーの方がよかった。
若さにあふれ、ユーモアにあふれ、実に爽やかな作品だった。
最後の列車強盗もコメディーぽくて、それでいて盛り上がり充分だった。
それに衣装デザインが抜群。
映画を観る前、ポスターを見て、配色などが面白いと思ったが、作品中でも良く、後でオスカーにノミネート。納得。
西部劇というより青春映画、アウトローを描くというより、二人の若者を描いた映画として素晴らしかった。
(1981年)
西部劇というより青春映画的な名作である前作を引き継いだ分、割を食うのは当然であるが、これが結構良い出来なのである。
しかもトム・ベレンジャー、ウィリアム・カットという当時のスターを起用してにも関わらず、VD・DVD化されないなど世間的評価がイマイチなのは全く解せない。
前作が、お尋ね者が消えゆく西部劇時代の終焉という時代背景や主人公達の年齢的な面から、悲哀的に、悲壮に描かれているのに対し、こちらは若さが溢れるシーンをコメディ・タッチで描いている。
前作へのオマージュと思えるシーンも散りばめられ、前作のファンも十分に堪能できる。
将来の二人の結末が割れているだけにエンディングが難しいところであるが、ラストに二人きりでやる伝説的列車強盗を据えて十分に盛り上げている。
犯罪を自慢げにする二人はお馬鹿であるが、前作あってのこと。
これを犯罪肯定映画として評価されないのであれば、そのような評価者こそお馬鹿であろう。
(2004年)
原題 BUTCH AND SUNDANCE: THE EARLY DAYS
製作国 アメリカ
製作 Pantheon Talent
製作 William Goldman Productions
製作 20th Century Fox
配給 20世紀フォックス映画
監督 リチャード・レスター Richard Lester
製作 ガブリエル・カツカ Gabriel Katzka
製作 スティーヴン・バック Steven Bach
原作 ウィリアム・ゴールドマン William Goldman
脚本 アラン・バーンズ Alan Burns
撮影 ラズロ・コヴァックス Laszlo Kovacs
音楽 パトリック・ウィリアムズ Patrick Williams
出演 ウィリアム・カット William Katt
出演 トム・ベレンジャー Tom Berenger
出演 ジェフ・コーリイ Jeff Corey
出演 ジョン・シャック John Schuck
出演 ブライアン・デネヒー Brian Dennehy
出演 ジル・アイケンベリー Jill Eikenberry
出演 ピーター・ウェラー Peter Weller
出演 アーサー・ヒル Arthur Hill
出演 クリストファー・ロイド Christopher Lloyd