
公開日 2018/03/30 140分
ここでもスパイのことを"もぐら"と呼ぶのか。
『裏切りのサーカス』を彷彿させるのはこれだけではないが、圧倒的に異なるのは主演俳優だ。
こちらは元花形バレエ・ダンサーという特異な経歴を持つスパイ。
"女性"を武器にする訓練にフォーカスされるため、「エロティック・サスペンス」などというコピーが使われているが、「007」のような"お色気ムンムン"ではない。
どちらかというと性的虐待の趣が強い。
『世界にひとつのプレイブック』でダンサー役を演じたジェニファー・ローレンスだが、その体型からはロシアの一流ダンサーには見えない。
また、可愛らしい容貌とのギャップは、現実的でないとみるか、不似合ゆえのリアルとみるか、観客次第だろう。
公開時期の近かったシャーリーズ・セロンの『アトミック・ブロンド』との比較が多かったことから、ジェニファー・ローレンスによるスパイ・アクションと思いきやさにあらず。
アクションはほぼない。
ロシアが舞台なのだが、物語は殆ど英語で進む。
もぐらの意外性や、ばら撒かれた伏線を回収する心地よさなどは適度に面白く、スパイ娯楽作としてはかなり面白い部類。
原題 RED SPARROW
製作国 アメリカ
製作 Chernin Entertainment
製作 Film Rites
製作 Pioneer Stilking Films
配給 20世紀フォックス
監督 フランシス・ローレンス Francis Lawrence
製作 ピーター・チャーニン Peter Chernin
製作 スティーヴン・ザイリアン Steven Zaillian
製作 ジェンノ・トッピング Jenno Topping
製作総指揮 メアリー・マクラグレン Mary McLaglen
製作総指揮 ギャレット・バッシュ Garrett Basch
原作 ジェイソン・マシューズ Jason Matthews
脚本 ジャスティン・ヘイス Justin Haythe
撮影 ジョー・ウィレムズ Jo Willems
編集 アラン・エドワード・ベル Alan Edward Bell
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード James Newton Howard
出演 ジェニファー・ローレンス Jennifer Lawrence
出演 ジョエル・エドガートン Joel Edgerton
出演 マティアス・スーナールツ Matthias Schoenaerts
出演 シャーロット・ランプリング Charlotte Rampling
出演 メアリー=ルイーズ・パーカー Mary-Louise Parker
出演 ジェレミー・アイアンズ Jeremy Irons