
公開日 2017/12/15 152分
遂に始動した新シリーズ『フォースの覚醒』から約2年。
2年の間にキャリー・フィッシャーによるハリソン・フォードとのスキャンダルの暴露や、その後の死など、ショッキングな出来事を経て、いよいよ公開。
監督は『LOOPER/ルーパー』のライアン・ジョンソンにバトンタッチ。
『LOOPER/ルーパー』は結構好きな作品だったものの、5年ほども前の作品だ。
本作までの間は何をしていたのだろう。
日本での公開がなかっただけで、監督業はしていたのだろうか。
また、どういう経緯で抜擢されたのだろう。
本3部作はエピソードⅣ、Ⅴ、Ⅵをなぞる形と言われているので、全シリーズ作の中でも最も評価の高い『帝国の逆襲』比較されることになる。
ディズニー製作になったことで、エッジが薄れているのは確かに感じる。
平均的な、工業製品的な、といわれるのも頷けるが、娯楽作として恐ろしいほどレベルの高い作品であるのは間違いない。
オープニングからの爆撃機の造形の凄さ。
引力のない宇宙空間なのだから、地球の上空でのような爆撃(爆弾の投下)はできない筈なのに。
どういう仕組みなのだろう。確かに機内には、乗組員の女性が落下することから重力が発生させられていようだが、その慣性で落下するのだろうか。
・・・と、このように、マニア達に『どうなってるんだ?』と考えさせ、また議論させるテーブルをキッチリと設けている芸の細かさには驚嘆させられる。
まあ、前作で盛り上げたラストの後に、ルークがライトセーバーをポイッと捨ててしまうなど、いかにも計算されたの遊びには感心しないが。
あと、ジョン・ボイエガを死なせないところなども、ディズニーらしいところかなと思ったりする。
『帝国の逆襲』での、ソロが凍らせられたまま終わってしまうような驚きの展開はないものの、早くも悪役のトップがいなくなるなど、予想を覆す急展開は見せている。
デイジー・リドリーの抜擢はやはり大正解。ライトセーバーを振る腕の太さとか。
前作との間に公開されたスピンオフ作『ローグ・ワン』のフェリシティ・ジョーンズがイマイチだっただけに、尚更にそう思ってしまう。
世間では賛否が割れているようだが悪くはなかった。
ただ、最終作への期待度という意味ではそれほどでもない。
スケールの大きい作品だけど、実は家族の内輪話だったりする物語。
ルークも、ヨーダやオビ・ワンの立場になってしまったか。時代の流れを感じるな。
原題 STAR WARS: THE LAST JEDI
製作国 アメリカ
製作 Walt Disney Pictures
製作 Lucasfilm
製作 Ram Bergman Productions
配給 ディズニー Walt Disney Pictures
監督 ライアン・ジョンソン Rian Johnson
製作 キャスリーン・ケネディ Kathleen Kennedy
製作 ラム・バーグマン Ram Bergman
製作総指揮 J・J・エイブラムス J.J. Abrams
製作総指揮 トム・カーノウスキー Tom Karnowski
製作総指揮 ジェイソン・マクガトリン Jason McGatlin
脚本 ライアン・ジョンソン Rian Johnson
撮影 スティーヴ・イェドリン Steve Yedlin
プロダクションデザイン リック・ハインリクス Rick Heinrichs
衣装デザイン マイケル・カプラン Michael Kaplan
編集 ボブ・ダクセイ Bob Ducsay
音楽 ジョン・ウィリアムズ John Williams
キャラクター創造 ジョージ・ルーカス George Lucas
出演 マーク・ハミル Mark Hamill
出演 キャリー・フィッシャー Carrie Fisher
出演 アダム・ドライヴァー Adam Driver
出演 デイジー・リドリー Daisy Ridley
出演 ジョン・ボイエガ John Boyega
出演 オスカー・アイザック Oscar Isaac
出演 アンディ・サーキス Andy Serkis
出演 ルピタ・ニョンゴ Lupita Nyong'o
出演 ドーナル・グリーソン Domhnall Gleeson
出演 アンソニー・ダニエルズ Anthony Daniels
出演 グウェンドリン・クリスティー Gwendoline Christie
出演 ケリー・マリー・トラン Kelly Marie Tran
出演 ローラ・ダーン Laura Dern
出演 ヨーナス・スオタモ Joonas Suotamo
出演 ジミー・ヴィー Jimmy Vee
出演 ベニチオ・デル・トロ Benicio Del Toro
出演 フランク・オズ Frank Oz