トーク・トゥ・ハー

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公開日 2003/06/28  113分


★★★★ 4.0


この脚本ゆえに、観客の好みで評価は極端に分かれる作品。
映像についても個性的であり、強烈さはマンガっぽくさえあるが、拒否反応まで起こす人はないだろう。
しかし、このストーリーに至っては、激しく受け付けない人はいるだろう。

「昏睡状態の女性を愛する男の究極の愛の物語」。
この設定時点で既に怪し過ぎる。
で、私もダメだ、この作品。あー後味悪過ぎ!
一部で聞く評価「レイプを表現するのがダメなら、バンバン人が殺される映画はどうなんだ?」という理屈は成り立たない。
あくまで感覚の話になるのだが、「撃ち合いで成り立っているアクション映画」。「レイプで成り立っている恋愛映画」。
映画が倫理を問うものではないのは百も承知で、私は後者を受けつけない。
でも、アカデミー脚本賞?ゴールデン・グローブ外国語映画賞?
芸術とは何か?といったことまで考えさせらる作者の狙いは、才能なのだろうか?
過去の異才のようにユーモアで表現されたのならまだしも、私にとっては次の作品を期待させない作家だ。

原題  HABLE CON ELLA / TALK TO HER

製作国 スペイン
製作 エル・デセオ
製作 アンテナ3テレヴィジョン
製作 グッド・マシーン
配給 ギャガ

監督 ペドロ・アルモドバル Pedro Almodovar
製作 アグスティン・アルモドバル Agustin Almodoval
製作総指揮 アグスティン・アルモドバル Agustin Almodoval
脚本 ペドロ・アルモドバル Pedro Almodovar
撮影 ハビエル・アギーレサロベ Javier Aguirresarobe
衣装デザイン ソニア・グランデ Sonia Grande
編集 ホセ・サルセド Jose Salcedo
音楽 アルベルト・イグレシアス Alberto Iglesias

出演 ハビエル・カマラ Javier Camara
出演 ダリオ・グランディネッティ Dario Grandinetti
出演 レオノール・ワトリング Leonor Watling
出演 ロサリオ・フローレス Rosario Flores
出演 ジェラルディン・チャップリン Geraldine Chaplin
出演 パス・ベガ Paz Vega