
公開日 2016/12/16 133分
本作の物語はスターウォーズ公開第1作(時系列としては4作目)『スターウォーズ』のオープニング・ロールの中の「反乱軍のスパイは帝国軍の究極兵器の設計図を盗み出すことに成功」の一文を具現化した物語である。
時系列で4の直前に当るため、スターウォーズ3.5 とか呼ばれることもある。
本作はスピンオフではあるものの、スターウォーズのコンセプトの一つである、権力や暴力、独裁に対して自由を標榜する者たちの戦いを中心に描かれる。
本作の次作のタイトルの副題である「新たなる希望」へと繋がる、たとえ微かであっても諦めることなく、死を恐れずに戦った戦士たちの物語であり、スターウォーズ正史でいう「歴史に埋もれた名もなき者たちの戦い」が描かれる。
ちょっと『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』の名もなき勇士を思い出す。
帝国に挑む主要な戦士は6人だが、『七人の侍』のような登場ではなく、結束する理由も反帝国以外にはなく、そのユルさが垣間見える。
スターウォーズ恒例のオープニング・ロールがないとかよりも、本シリーズがディズニーに身売りした悪影響がモロに出ている作品でもある。
次々に倒れていく戦士の死に様がユルい。一番悲惨な最後を遂げるのがドロイドって…。ディズニーが戦争映画をやっちゃダメだなぁと改めて思った。
主人公を演じるフェリシティ・ジョーンズは、荒くれ者な描写はあるものの、ローグ=ならず者集団を率いるリーダーとしては可愛い過ぎる。ここはデイジー・リドリーの方が一枚上だろう。
これまで納得がいかなかったデス・スターの不思議な2大弱点。
1.一発の攻撃で惑星全体が崩壊(EP4)。
2.シールド装置が惑星の外にある(EP6)。
この1つ目の謎が、漸く後付けながら解明できる。
そうか、”わざと”だったのか。苦しい後付けだな。
原題 ROGUE ONE A STAR WARS STORY
製作国 アメリカ
製作 Lucasfilm
製作 Allison Shearmur Productions
製作 Black Hangar Studios
製作 Truenorth Productions
製作 Walt Disney Pictures
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン Walt Disney Company (Japan) Ltd.
監督 ギャレス・エドワーズ Gareth Edwards
製作 キャスリーン・ケネディ Kathleen Kennedy
製作 アリソン・シェアマー Allison Shearmur
製作 サイモン・エマニュエル Simon Emanuel
製作総指揮 ジョン・ノール John Knoll
製作総指揮 ジェイソン・マクガトリン Jason McGatlin
原案 ジョン・ノール John Knoll
原案 ゲイリー・ウィッタ Gary Whitta
脚本 クリス・ワイツ Chris Weitz
脚本 トニー・ギルロイ Tony Gilroy
撮影 グレイグ・フレイザー Greig Fraser
プロダクションデザイン ダグ・チャン Doug Chiang
プロダクションデザイン ニール・ラモント Neil Lamont
音楽 マイケル・ジアッキノ Michael Giacchino
キャラクター創造 ジョージ・ルーカス George Lucas
出演 フェリシティ・ジョーンズ Felicity Jones
出演 ディエゴ・ルナ Diego Luna
出演 ベン・メンデルソーン Ben Mendelsohn
出演 ドニー・イェン Donnie Yen
出演 マッツ・ミケルセン Mads Mikkelsen
出演 アラン・テュディック Alan Tudyk
出演 チアン・ウェン Jiang Wen
出演 リズ・アーメッド Riz Ahmed
出演 フォレスト・ウィッテカー Forest Whitaker
出演 ジミー・スミッツ Jimmy Smits
出演 アンソニー・ダニエルズ Anthony Daniels
出演 ジェームズ・アール・ジョーンズ James Earl Jones