シング・ストリート 未来へのうた

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公開日 2016/07/09  106分


★★★★★★★ 7.0


 80年代、MTVなど世界的に音楽が娯楽の主流だった時代。
主人公は家庭内に問題を抱え、やむなく転校させられた高校は「クソダメ」。
そんな中で見つけた花一輪的な彼女にモテたいという、ごくありがちな理由でバンドを始めることから物語は走り出す。
主人公の素直さやひたむきさ、周囲の優しさから発せられる台詞にはビンビンくるものがある。
「君を見ていると、僕は泣きたくなる。」名台詞だ。
こういった恋心が歌になり、こういった恋心を唄った歌に惹かれる。

 主人公のバンド活動が主軸ではあるが、バンドの練習や活動よりも、そこから波及する彼女や兄弟との関わりに重心が置かれている。
そのため「バンドの楽しさ」を期待した観客には肩透かしかもしれない。
出演者もメンバーよりも、彼女と兄の方が印象深い。
挫折した彼女、挫折した兄。
個人的には引きこもりとなった兄が心を吐露する姿に心を打たれた。

 アイルランドとイングランドってこんなに近いんだ。
とはいえ、台詞の端々に見られるように高校生にとっては凄く遠い国なのだろう。
音楽と周囲の人間が主人公をクソダメから羽ばたくまでに成長させた。
胸の熱くなる映画。
音楽が大きなファクター。あらすじを読んだだけでは理解はできない。

原題  SING STREET

製作国 アイルランド
製作国 イギリス
製作国 アメリカ
製作 Cosmo Films
製作 Distressed Films
製作 FilmNation Entertainment
製作 FilmWave
製作 Likely Story
製作 PalmStar Entertainment
配給 ギャガ GAGA Corporation

監督 ジョン・カーニー John Carney
製作 アンソニー・ブレグマン Anthony Bregman
製作 マルティナ・ニーランド Martina Niland
製作 ジョン・カーニー John Carney
製作総指揮 ケヴィン・フレイクス Kevin Frakes
製作総指揮 ラジ・ブリンダー・シン Raj Brinder Singh
製作総指揮 ボブ・ワインスタイン Bob Weinstein
製作総指揮 ハーヴェイ・ワインスタイン Harvey Weinstein
原案 ジョン・カーニー John Carney
原案 サイモン・カーモディ Simon Carmody
脚本 ジョン・カーニー John Carney
撮影 ヤーロン・オーバック Yaron Orbach
プロダクションデザイン アラン・マクドナルド Alan MacDonald
衣装デザイン ティツィアーナ・コルヴィシエリ Tiziana Corvisieri
編集 アンドリュー・マーカス Andrew Marcus
編集 ジュリアン・ウルリクス Julian Ulrichs
音楽プロデューサー キアラン・リンチ Kieran Lynch
音楽監修 ベッキー・ベンサム Becky Bentham
オリジナルソングス ゲイリー・クラーク Gary Clarke
オリジナルソングス ジョン・カーニー "John Carney
John Carney"

出演 フェルディア・ウォルシュ=ピーロ Ferdia Walsh-Peelo
出演 ルーシー・ボーイントン Lucy Boynton
出演 マリア・ドイル・ケネディ Maria Doyle Kennedy
出演 エイダン・ギレン Aidan Gillen
出演 ジャック・レイナー Jack Reynor
出演 ケリー・ソーントン Kelly Thornton
出演 ベン・キャロラン Ben Carolan
出演 マーク・マッケンナ Mark McKenna