公開日 2014/12/12 149分
レビューの難しい作品だ。
そもそもどういったジャンルの作品なのかも説明が難しい。
おそらくレンタル・ショップでは、サスペンスやスリラーに分類されるのだろうが。
結果的に、まったくの予備知識なしで観たのはよかった。
監督の前作『ドラゴン・タトゥーの女』と被るのではという危惧していたのだが、導入部分はまったくその通りに進む。
だが、やがて「あれれ？」と思い始めると、次第に「？」はどんどん増していくのだ。
サスペンスと思っていた内容は、ブラック・コメディに転じる。
そう思い込み始めた途端に、その趣はサイコ・スリラーへと変わる。
予想できない展開どころか、作品の色合いさえ捉え難い。
久々にゾクゾクするようなワクワク感を堪能できた。いや面白かった。
映画評の中にはヒッチコック作品と比べる向きもあるが、それは解らないでもない。
但し、このヒロインの役柄は、ヒッチコック作品ではあり得ないが。
劇中、ベン・アフレックが刑事に、失踪した奥さんのことを「何も知らない」と言われるが、これは作品全体を覆う台詞でもある。
もはや巨匠、デヴィッド・フィンチャー。
ハズレなしの連打は続く。
原題 GONE GIRL
製作国 アメリカ
製作 Artemple
製作 Hollywood
製作 New Regency Pictures
製作 Pacific Standard
配給 20世紀フォックス映画 20th Century Fox
監督 デヴィッド・フィンチャー David Fincher
製作 アーノン・ミルチャン Arnon Milchan
製作 ジョシュア・ドーネン Joshua Donen
製作 リース・ウィザースプーン Reese Witherspoon
製作 セアン・チャフィン Cean Chaffin
製作総指揮 レスリー・ディクソン Leslie Dixon
製作総指揮 ブルーナ・パパンドレア Bruna Papandrea
原作 ギリアン・フリン Gillian Flynn
脚本 ギリアン・フリン Gillian Flynn
撮影 ジェフ・クローネンウェス Jeff Cronenweth
ﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝﾃﾞｻﾞｲﾝ ドナルド・グレアム・バート Donald Graham Burt
衣装デザイン トリッシュ・サマーヴィル Trish Summerville
編集 カーク・バクスター Kirk Baxter
音楽 トレント・レズナー Trent Reznor
音楽 アッティカス・ロス Atticus Ross
出演 ベン・アフレック Ben Affleck
出演 ロザムンド・パイク Rosamund Pike
出演 タイラー・ペリー Tyler Perry
出演 キム・ディケンズ Kim Dickens
出演 キャリー・クーン Carrie Coon
出演 パトリック・フュジット Patrick Fugit
出演 デヴィッド・クレノン David Clennon
出演 ミッシー・パイル Missi Pyle